住宅の機械換気設置義務とは?

冬場に向かって、コロナの第三波が来そうだとのことであります。

巷では、室内換気の重要性をテレビでも説明してますが、どの番組も扇風機の活用、窓開け換気といった、情けなくなるほど住宅の換気について知識がないという事が、証明されてきてます。

なぜか? 我々も住宅換気システムを販売して30数年になりますが、見えない空気を動かすことの論理が、ほとんどの方が理解できない。理解できないからお金も払いたくない。

テレビで原始的な換気の方法を説明するのは、住宅換気についての認識があまりにも低すぎるから。

日本の住宅には、すでに2003年に新築住宅には機械換気の設置義務が法令化してます。

この法令は、シックハウス対策として住宅内部の揮発性有機化合物の発散に伴う,頭痛、吐き気、めまいなどの、揮発性有機化合物の発散による人的被害を軽減するために法令化されました。

その後、建材に含まれる揮発性有機化合物の濃度を法令化したために、減少してゆくわけです。

その結果として、住宅の機械換気システムは設置してればよいと言う住宅業界の流れができて、コストの安い壁付け機械換気システムが主流となり、住宅の機械換気システムは単に基準を満たすだけの飾り的な役目だけになってしまいました。

このようなわけで、築17年以前の住宅には機械換気システムが見かけ上は設置されています。働くかどうかは別としてですけど。

そのような住宅事情を知ってか知らずか、テレビで窓開け換気が重要だという事を言うのは、その機械換気の性能が悪いと知ってるからか?可笑しいと思いませんか?

折角設置された機械換気システムを無視した、事情知らずか、自分の住宅に機械換気システムが設置されてることも知らない、マスコミ、お医者さんがいかに多いことか!!!

マスコミなりお医者さんが、換気の重要性を謳うのは構いませんが、自宅に建築基準法で決められた機械換気設置がなされているのに、扇風機だ窓開けだた言うのはテレビでコメントを言う前に、住宅換気がそのレベルでしか認識が無く、ましてや自宅にそんな換気設備があるなんて知らなかったという事であります。

全く情けないことであります。

住宅換気設備販売業者としては、大いに反省しなくてはいけません!!

見えない空気の質の重要性は、こんな時に以外な形で教えてくれます。

水にはお金を払うが、空気にはお金は払いたくない!!

でも、空気が媒介する、呼吸器系の疾患に関して、原因を取り除くために、住宅の機械換気設備に投資することは、家族の健康と幸せを担保できる重要な設備であると認識して、今一度機械換気設備を見直してほしいと思います。

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